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移住者

2019.6.03

キャリアをリセットし、自分を試すための移住

戸村精肉本店グループ 総務部 井上杏美さん

通称「あずみん」で日南市民におなじみの、井上杏美さんは2018年3月に日南に移住。現在は「戸村の焼肉のタレ」の戸村精肉本店グループの総務部で経理や人事、広報など、マルチに活躍しています。なぜ、井上さんは単身で身寄りのいない日南に移住したのでしょうか?


 


自分を試すために、まったく知らない土地に行きたかった


「表向きは『宮崎の魅力を食から発信したい』としているけれど、それと同時に『知らない土地で自分を試したい』という気持ちが高ぶって、日南に移住しました。」


そう切り出して話してくださった井上さんは、奈良県出身の27歳。高校生の頃から食に興味を持ち、大学で管理栄養士の資格を取得。卒業後はスポーツ用品店に勤め、転勤で宮崎市内の店舗で働き始めました。「宮崎に転勤と伝えられた時、東北の宮城だと勘違いするくらい、宮崎のことは何も知らなかったんです。」


宮崎市内に勤めていた当時は、店長に昇進して、本社の販促部に異動するキャリアを夢見て、仕事仕事の毎日。「ゴルフ用品の新作が出るたびに勉強して、お得意様にあった提案ができるように細かくシミュレーションして。売上のノルマがあったわけではないのに、売るのに必死で、どんどん自分を追い込んでいました。」と当時を振り返ります。


そんな仕事中心の毎日を過ごしながら宮崎に来て1年がたつ頃、宮崎市外に出る話が舞い込んで来ます。「その話を頂いた時に、新しい環境に行くチャンスだと思う反面、すぐに決断できない自分がいました。今まで努力して積み上げて来た自分のキャリアを手放すことが怖かったんです。でも、よくよく考えると、特に心からやりたいことがない中で、なんとなく興味を持って入った会社で、置かれた環境に必死に食らいついて、でも本当はそれがやりたいのかわからなくて。今、この会社を離れて、知らない土地に行ったら、私は何をとりえに生きていけるんだろう?って急に虚しさが募ってきて。自分が今まで当たり前だと思っていた、キャリアのために生活するという価値観が揺らぎました。」


そこで思い切りがよすぎた井上さんは、「キャリアをリセットし、知らない土地でひとりで生きぬいてみよう」と、自分を試すべく、宮崎市外から脱出することを決意します。


 


宮崎の魅力を食から発信したい


「宮崎に来てびっくりしたのは、何より美味しい食べ物が多いこと。しかし、県外に住んでいた頃、宮崎の情報ってまったく目に触れなかったんですよね。それってもったいないな〜と思い、宮崎の食品会社も視野に入れて転職活動をしました。」


そして巡り合ったのが、宮崎県での焼肉のタレ売り上げシェアNo.1の「戸村のタレ」を作る戸村精肉本店グループ。



(HPより)


 


「戸村のタレは美味しいのはもちろん、どんな料理にも使える万能選手。全国でも勝負できる一品でしょう」と井上さん。現在、総務部に所属し、経理や人事をする傍ら、ファン獲得に向けSNS発信にも挑戦しているそうです。


「実際に働いてみて感じるのは、いい商品を届けるには、まずは戸村で働く人を育てることが大切。だから、人が育つ会社を目指して、従業員が学習・作業習得しやすいような環境整備などにも取り組ませていただいてます。」


その他にも、自ら手を上げて週に2日はスーパーの店頭に立ち、レジ打ちや在庫チェックなども兼務し、現場の業務改善や働く方との交流もはかっているそうです。


 


飲み屋で広がる輪



「移住者は移住者同士で仲良くなる」という定説がありますが、井上さんは日南生まれ日南育ちの「ザ・地元」の方々との交流が多い印象。「すべて偶然が重なって、今の交友関係があるんです。初めは移住者の方が運営するサロンで、移住者コミュニティを教えてもらい、そこで出会った方と参加したイベントで出会った方と飲み仲間になり、その1人が同年代だけどスナックのママで~という感じで、飲みにいく先々で友だちが増えていきました。」


 



移住前は会社外で地元の方々とつながる機会がほぼなかったそうですが、日南では飲み屋の隣の人と仲良くなる現象がよく起きるので、飲み屋に顔を出すたびに交友関係が広がっていくのも自然なことなのでしょう。


 


お金よりも大切な、自由気ままな生活


宮崎に来て驚いたことを聞いてみると「いい意味でのんびりしている人が多くて、仕事もてげてげにやって、それでも仕事や生活が成り立っていたこと。今まで隙間なくガチガチに仕事をしてきた自分にとって衝撃ではありましたが、もっと私も肩の力を抜いて生きてもいいのかもしれないと思うようになりました。」



最後に、気になる経済面のことを聞いてみると、年収は前職の2/3ほどに減ったそう。「確かに給料は減って、ギリギリだな~と思うことはあります。でも、定時上がりで飲みに行ったり、ときどき旅に行ったり、そんな気ままな毎日が楽しいんです。」と、今が一番幸せと言い切る姿にすがすがしさを感じました。


自分を試すために選んだ日南。「ひとりで生き抜いてみたい」という、一見孤高な挑戦でも、気づけば自然と周りには友だちがいました。そして、新しい仕事に挑戦することで成長し、結果的に会社の成長にもつながっています。


日南でリセットされた井上さんの新たな人生は、これからも心地いいものへと変化していくのでしょう。



(2019/5/31 取材)


 

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