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日南で働く人々

2025.7.18

就労支援の現場を支える所長にインタビュー。次は、自分が誰かを支える立場に。

株式会社メビウスは、2023年に日南市で設立された新しい会社です。市内では、就労支援施設「ヒカリマーリン」と、訪問看護事業所「ブレイブマーリン」を運営。障がいを持つ方が地域の中で豊かに暮らし、自分らしく働き続けられるよう、仕事と生活の両面からサポートを行います。


【ヒカリマーリン】
・就労移行支援・・・一般企業で働くことを目指す方に向けて、必要なスキルや知識の習得をサポートします。
・就労継続支援A型・・・企業での雇用に結び付かなかった方や就労が難しい方に、雇用契約を結んだ上で実際の仕事の機会を提供し、安定した就労を支援します。


【ブレイブマーリン】
・訪問看護・・・ヒカリマーリンに通う利用者を対象に、健康管理や服薬支援、精神面のケアなどを行います。


今回は、所長の美馬健二郎さんにインタビューしました!


 



これまでの経歴や入社したきっかけは?
これまで、歯科技工士や介護士、市役所の臨時職員、トラックの運転手などいろんな仕事を経験してきました。実は、トラックの運転手をしていた時に体調を崩してしまったんです。その時期は正直、すごく大変でした。一度仕事を離れて、しばらく体を休める時間にあてていました。
少しずつ元気を取り戻していた頃、「まずはできることから」とパソコンのスキルを学ぶため職業訓練校に通い始めたんです。そこでパソコンのスキルを身につけながら、これからどう働いていきたいかを考えるようになって。自分自身がしんどい経験をしたこともあって、次は誰かの支援がしたいと思うようになりました。あの時の経験と訓練校で身につけたスキルも、今の仕事につながっていると感じています。


現在のお仕事とやりがいは?
現在の仕事のメインは、利用者の支援を行うこと。利用者さんの作業を見守り、困っていることがあれば声をかけてサポートします。
試験に合格しました!って嬉しそうに報告してくれたり、会話を重ねる中で少しずつ心を開いてくれるようになったり...。そんな瞬間は本当に嬉しいですね。
逆に利用者さんの方から、『なんか元気ないですね。大丈夫ですか?』と声をかけてもらうこともあって。そうやって関係性が深まっていく中で、利用者さんの変化が見えてくると、やっててよかったなと思います。


特に印象深かったエピソードはありますか?
通い始めて間もない利用者さんが、「めんどくさい」とはっきり自分の意思を伝えてくれたことがあって。マイナスな言葉かもしれませんが、それを聞いた時とても嬉しかったんです。というのも、それまで自分の意思をなかなか言葉にしなかった子だったので、意思を正直に伝えてくれたのことがその子にとって大きな一歩だったんですよ。それからも少しずつ関わり続けて、今では当初の1年契約を自分の意思で1年延長して今も頑張ってくれています。


働く上で大事にしていることは?
まず大事にしていることは、スタッフが笑顔でいられること。朝礼ではちょっとした小話をして、みんなが明るく1日を始められるように心がけています。そのおかげか、スタッフ同士の仲がよくて。時々みんなでご飯を食べにいくこともあるんですよ。雰囲気がいいからこそ、それぞれの強みが自然と生かされているなと感じます。





利用者さんへの想い
利用者さんには、「人と違うこと」に自信を持ってほしいなと思っています。「これが私の個性です」って、自分の言葉で言えるようになってくれたら嬉しいですね。私自身、大きな夢があるわけではないです。でも、利用者さんが卒業したあとに、元気に笑顔で過ごしてくれていたら、それが一番の喜びですかね。そしてできれば、卒業してからもふと立ち寄ってくれたり、何かあったときに思い出してもらえるような、そんな関係でいられたらいいなと思っています。

「人と違うこと」に自信を持てるように。利用者さん一人ひとりの気持ちに向き合い、日々の小さな変化を大切にして支援を続ける美馬さん。ヒカリマーリンには、安心して自分らしく働くことを目指せる環境があります。
美馬さんこの度は取材にご協力いただきありがとうございました!

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