2025.9.30
王子製紙株式会社は、国内外に拠点を持ち、製紙業界をけん引する大手メーカーです。九州の拠点である日南工場では、コピー用紙や画用紙などを一貫生産し、地域と共に安定した操業を続けています。
今回は、工場のエネルギー供給を担う「ボイラー工」として働く熊本一裕さん(2018年入社)にインタビューしました。
これまでの経歴は?
日南工業高校で機械・電気を学び、卒業後は熊本県で移動式クレーンの仕事をしていました。幼い頃からものづくりに興味があり、環境に配慮した製品づくりや最新設備の導入に力を入れている王子製紙に魅力を感じて転職しました。同年代の社員が多い点も入社の決め手でした。
今はどんなお仕事を?
ボイラー工として、中央制御室でのモニター監視やデータチェック、工場内の設備点検を担当しています。出社後は引き継ぎを受けて巡回パトロールを行い、その後は交代しながら監視業務を行うのが基本的な流れです。大きな責任がありますが、先輩が丁寧に指導してくれるので安心して取り組めます。
働きやすさはどうですか?
シフト制なので計画的に休みが取れ、家族や友人との時間も大切にできます。休日はリフレッシュし、心身ともにリセットできるのが魅力です。職場はオンとオフの切り替えがしやすく、長く続けられる環境だと感じています。
やりがいや印象に残っていることは?
異常を早期に発見してトラブルを未然に防げたときや、最小限のコストで設備を復旧できたときに大きな達成感があります。最初は戸惑うこともありましたが、的確にアドバイスしてくれる先輩方のおかげで自信を持てるようになりました。
今後の目標は?
データを活用した保全計画や、将来的には設備投資の提案ができるようスキルアップしたいと考えています。職場は同年代の仲間や経験豊富な先輩が多く、明るく挑戦できる雰囲気です。資格取得支援制度も整っているので、成長を実感しながら働けています。
紙づくりの裏側でエネルギーを支える熊本さんの姿からボイラー工という仕事の奥深さとやりがいを強く感じました。熊本さん、この度は取材にご協力いただきありがとうございました!